福島でも行われる廃基板買取!回収後に基板がリサイクルされる流れ
電化製品の基板には貴重な金属が使われている
福島県いわき市のスクラップ買取の商店などでは、廃基板の買取もよくおこなわれます。なぜなら、電化製品の基板に「金」や「銀」「パラジウム」などの貴重な金属が使用されているからです。
これらの貴金属を取り出してリサイクルすることが目的で、高価買取がおこなわれます。
買取の際は、銅やアルミなどと同じように重さで価格が決まりますが、貴金属の割合でも価値が変わってくるのです。貴金属ではない「銅」や「真鍮」「アルミニウム」「ステンレス」「鉄」「プラスチック」などが含まれていると当然価値は下がります。
分解して各素材ごとにリサイクルされる
廃基板は、分解して素材ごとにリサイクルされることになります。
上述したように、基板には「金」や「銀」「パラジウム」などの希少な貴金属が使用されていることもあるでしょう。また「銅」や「真鍮」「アルミニウム」「ステンレス」などの金属、さらには「プラスチック」や「鉄」が使用されていることもあります。
その素材ごとに、分解してリサイクルされるのです。
しかし廃基板買取の目的は、あくまで希少な貴金属になります。それ以外のものが多く含まれると、どうしても買取価格が下がってしまうでしょう。
基板にも質の良し悪しがある|質の低い基板は産廃行き
基板にも質の良し悪しがあります。高さが低くてたくさんの足がついているIC(集積回路)や、セラミックCPUがびっしりと密度が高くついているものが質のよい基板といえるでしょう。
実は古いものには、良質なものが多くなります。同じ機能の基板でも、新しい基板だと技術が進んでいてムダが省かれているからです。
また、家電についている基板や電源系の基板には質の低いものが多くなります。
希少な貴金属はおろか「銅」や「真鍮」「アルミニウム」や「ステンレス」すらついていない基板だと質が低すぎて産廃行きとなるでしょう。